2011年02月01日

【特許】発明の本質の捉え方が違うと…(「中空ゴルフクラブヘッド事件」から学ぶ)(2)

前回は「中空ゴルフクラブヘッド事件」から発明の本質の重要性を学びました。



http://yu-individual.seesaa.net/article/182617395.html



他者を権利網に引っ掛けられるかどうかは、発明の本質の捉え方次第に思えます。



つまり出願時に発明の本質を広めに捉えるか?狭めに捉えるか?がキーポイントではないでしょうか。



このケースの場合、発明の目的は、



「金属性の外殻部材と繊維強化プレスチック製の外殻部材との接合強度を高めること」と出願時の明細書に記載されています。



部材については限定的に記載していますが、その他は上位概念で表現しているようですね。



また出願から登録までの間に、拒絶査定不服審判等を経由して出願当初は請求項5だったクレームを請求項1に補正して特許査定を得ています(IPDLの審査経過情報より)。



つまり”貫通孔を介して結合する”という構成が特許性を満たす必須の条件だったと考えられます。



このケースから、発明の本質はなるべく広めにとっておくことが無難であると言えそうです。



しかしあくまでも公知技術との”差”を明確にできるギリギリのところまで落し込まなければ、



進歩性がないと判断されるリスクがあると考えられます。

posted by うっちー at 22:38| Comment(0) | 知財:特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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