2011年02月13日

【仕事】1つの技術を極める


今月の経済界に、岡野工業代表社員の岡野さんの談話が載っています。


経済界 2011年 2/22号 [雑誌]


岡野さんについては、「次世代の発明家へのメッセージシンポジウム(主催:発明協会)」の感想をブログでも書きましたが、生粋の職人であると共に、ビジネスマンとしても世界中の企業から注目されている、日本を代表する技術者の一人だと思います。


「次世代の発明家へのメッセージシンポジウム」に行きました(1)
http://yu-individual.seesaa.net/article/174102998.html


岡野工業は金属の「深絞り加工技術」の極め、他社では製造不可能だったプリウスのバッテリーケースや”痛くない”注射針「ナノパス33」等を手掛けた町工場です。


1つの技術だけを徹底的に磨き上げてたからこそなせた偉業。


誰もできないこと、やりたがらないことに取り組み、それを成し遂げればブランド力がつく。そのためには自分で考えて行動し、”可能性”を見出すこと、つまり、できることとできないことを自らの経験に基づいて判断するのが大事ということです。


岡野さんの場合、6割できると思ったらやり、あとの4割は未知の世界らしいです。しかしこの6割には、日々積み重ねた経験値(暗黙知)からはじき出される可能性が含まれているため、隠れた自信さえ伺えます。というか、7割以上できると可能性の仕事であれば、そもそも依頼はこないのかもしれません(笑)。


余談ですが、現在の大手企業では、リーダーシップやマネジメントを若い社員に行わせる風潮が強いように思えます。それは、バブル全盛期から積み上げられた負の遺産処理を命じるかのようにも見えます。


特に製造業にとってリーダーシップを発揮する存在は非常に貴重であり、ビックプロジェクトを割り当てることも多々あります。また当事者は、責任重大なミッションを任されたと自負して一生懸命取り組みます。しかしそのような仕事ばかりだと、技術力が養われないばかりでなく、後の人材育成もままならないのでは?と思ってしまいます。


町工場と大手企業とでは仕事の仕方が異なるため同じ尺度で考えてはいけないかもしれませんが、若い人たちのマネジメント力と技術力の融合が、数年後の日本を支えるのではないかと考えています。そのため、1つの技術を極めるという精神は一人一人が持っていてほしいと、個人的には思います。




posted by うっちー at 23:46| Comment(0) | 知財:全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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