2012年03月31日

「下町ロケット」読みました!



中小企業が特許を取得したバルブ技術をもとに、各大企業と特許訴訟及び部品供給契約をクリアし、元技術者が経営者としてロケットを打ち上げる夢を実現させる話です。

特許訴訟の部分では、大企業の特許戦略に真っ向から立ち向かい、損害賠償金を獲得するまでの流れが見どころです。また部品供給契約の部分では、大企業内の人間模様と中小企業内での人間模様が、登場人物のそれぞれの心情を踏まえて書かれている点がよかったです。


posted by うっちー at 14:03| Comment(0) | 読書:一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月30日

中国では知財訴訟が多発。

今朝の日経新聞Web刊に、本件に関する記事がありました。

「中国の知財紛争 訴訟件数、日本の100倍に(3/30日経Web刊)」

多くが中国企業同士の争いで、日本の年間受理件数の100倍近く発生しているようです。近年日本企業が中国企業から訴えられるケースも増加している模様。

特許権という暗黙の了解だけでなく、自ら主張してはじめて独占が認められる世界感がすごい。

日本人の考え方は、特許を侵害しないように注意する、というほうが多い。つまり他者の権利を重んじる傾向が強いと思います。一方中国人の考え方は、権利を主張しなければ他者を抑えられない、という前提があるように思えます。

したがって中国に進出する企業は訴訟対応まで考えることがより必要になってきたようです。

<参考:中国が特許法改正を機に「訴訟の時代」へ>
http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/gov/20101027.html
posted by うっちー at 09:09| Comment(0) | 知財:特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

地域ブランディングを商標戦略で。

今朝の日経新聞Web刊に、本件に関する記事がありました。

「「宇和島鯛めし」をPR、5社が協同組合 タレなど商品開発も (3/29日経Web版)」

「宇和島鯛めし協同組合」(清家達也理事長)を設立し、地域団体商標化も視野に入れているようです。鯛めしのタレや関連グッズの商品開発も検討しているとか。

地域ブランディングに力を入れるところが増えてきましたね。ってか、自分たちでブランディングしないと、お客さんは来なくなっちゃうし産品盗まれちゃうし、結構問題多いと思います。

地域団体商標を簡単に言うと、組合が商標を使用したことにより需要者に広く認識されるようになれば、普通名称っぽくても商標登録される、というものです。登録されれば、その商標を独占的に使用することができるため、第三者の参入を阻止することができます。

でも「喜多方ラーメン」は、地域団体商標の登録が認められませんでした。これは、登録の可否について裁判所の判断が示されたのは初めての例。理由は、「福島県や周辺の需要者にとって、『喜多方ラーメン』が老麺会や加盟店の商品・サービスとして広く認識されているとはいえない」というものです。

ブランディングって、その人固有・独自のモノ・アイディア・サービスであることを誰もが認める状態にすることだと思います。これは短期的にどうなるというもんではなく、中長期プランで取り組まないと実現しないんだろうと思います。ある意味、独占権を得るようなものですから。

<参考:「喜多方ラーメン」についてのyhaooコメント>
http://yacomlog.blog.fc2.com/blog-entry-64.html
posted by うっちー at 09:28| Comment(0) | 知財:商標 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

個人エンジニアへが注目が高まってきました。

今朝の日経新聞Web刊に、本件に関する記事がありました。

「MSとノキア、モバイルアプリ開発プログラムに2400万ドル投資(3/28日経Web版)」

同記事には、「参加者は、アプリ開発のための設計、ユーザビリティーといった技術面と、構想の商用化を手助けするビジネス面のトレーニングを、知的財産権を100%守りながら受けられる」と両社は説明している。」という記載がありました。

日本でも、個人エンジニアに仕事し易い環境を提供するサービスを潟Nラウドワークスがはじめました。

http://www.crowdworks.co.jp/

これらの背景にあるのは、会社の存在価値に個人個人が疑問を持ち始めていることにあると思います。つまりスキルがあっても評価され難い組織においては、個人のほうから離れていく傾向が強くなったのではないでしょうか。昔なら、歯を食いしばってがんばっていた企業戦士といわれる人々も、価値の無い戦場から撤退しはじめた、という印象を持ちます。

そうなると、次は旨みを知った個人個人が、それぞれの権利を主張し合う時代が来ることも想定できます。MSとノキアはそこをいち早く察したため「知的財産権を100%守りながら」という謳い文句でアクションを起こしたように思えます。

<参考:日経新聞Web「「MSとノキア、モバイルアプリ開発プログラムに2400万ドル投資」>
http://www.nikkei.com/news/article/g=96958A9C93819499E0E5E2E09B8DE0E5E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
posted by うっちー at 08:41| Comment(0) | 雑感:日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月27日

ウェブデザインにも意匠権が認められるかも?

今朝の日経新聞Web刊に、本件についての記事がありました。

「ウェブデザインにも意匠権 特許庁検討、保護を欧米並みに」

意匠権を認める対象は、対象はパソコン画面に表示される検索エンジンなどのウェブ画面や基本ソフト(OS)の操作画面・ゲーム画面、壁紙やアイコンなどのデザイン。保護を欧米なみにする計画だとか。IT企業等からの要請があったことも背景のようです。

しかしながら、保護範囲が広がることにより、権利侵害で訴えられるケースが増える可能性あることを、企業側は懸念しています。

ちなみに、現行の日本国意匠法制度でも、画面デザインについて保護を認めています。でも保護が認めるためには、以下の要件@〜Bを満たす必要があり、欧米にくらべると審査が厳しいと思います。

要件@:物品の表示部に表示される図形等が、物品の成立性に照らして不可欠のものであること
要件A:物品の表示部に表示される図形等が、その物品自体の有する機能(表示機能)により表示されているものであること
要件B:表示部に表示される図形等が、変化する場合において、その変化の態様が特定したものであること

以下の資料では、欧米での登録内容の比較をしているため、わかりやすいと思います。ご参考まで。

<参考:画面デザインの保護について>
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/pdf/isyou06/05.pdf
posted by うっちー at 08:27| Comment(0) | 知財:意匠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

新しい企画を考えるときの流れ

今までに本を読んだり人から聞いたり自分で実感したりしたことを簡単に整理すると、自分なりには以下のようになります。

○誰にどういう問題があるか明確にする。このとき、セグメンテーション(市場を細分化)、ターゲティング(対象の絞り込み)、プロファイリング(対象の具体的イメージを作成)などを行うとよい。

○その企画が意図する狙いを明確にする。すなわちビジョン(仮説)を設定する。これにより上記問題がより鮮明になる。

○上記ビジョンの目標(ミッション)を明確にする。

○上記目標を実現するための戦略を明確にする。

○上記戦略を実際に行うための戦術を明確にする。

○上記戦術を仕掛ける行動計画を明確にする。

○競争優位性はあるか、競合とのベンチマークを行いながら確認する。

○そもそもその企画は自分にとって「やりたい×できる×勝てる」ものであるか考える。

いろいろやることはありますが、日々考え続ければ何か新たな企画が思いつき、それを実行するときがくると信じることが重要だと思います。
posted by うっちー at 21:29| Comment(0) | 仕事:経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月23日

特許が成立しているかどうかを確認する方法

特許庁データベース(IPDL)にて公開されている公開特許公報の特許が成立しているかどうかを確認する場合は、下記画面@の右上にある「経過情報」をクリックします。すると、下記画面Aが表示されます。そして画面Aの「出願細項目記事」のところとに、「査定種別(登録査定)・・・」と表示されていれば、特許が成立していることになります。

したがいまして、「特開2011-XXXXXX」を見ただけで、”特許になっている、やばい!”と慌てる必要はありません☆

なお、IPDLに反映されるタイムラグがあるのでご注意ください。

画面@
120323:IPDL.jpg
画面A
120323:IPDL._基本項目.jpg

<参考:特許庁データベース(IPDL)>
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl
posted by うっちー at 18:32| Comment(0) | 知財:特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月22日

サトウの切り餅vs越後製菓が決着!

”サトウの切り餅vs越後製菓”の特許侵害訴訟の決着がつきましたね〜。結果的に、サトウさんは今のままだと切り餅を販売できないので、改良するのかな〜。おさらいすると、本訴訟の論点は、”上か下の面に切り込みを入れた餅が越後製菓の権利範囲に入るか否か?”でした。

越後製菓の特許請求の範囲の記載は、「載置底面又は平坦上面ではなく・・・」というもの。したがって、文言上非侵害であり、均等論が適用させるか否か?が争点でした。

当時の判決文(2011年9月7日)を見ると、「載置底面又は平坦上面ではなく・・・」という記載は、”載置底面又は平坦上面に切り込みを入れない”という意味ではなく、あくまでも”側周面に切り込みを入れること”を強調すること意味するものである、と判断したようです。

なお、サトウの切り餅は、差し当たり側周面に切り込みを入れなければ、越後製菓の権利範囲から外れることになります。しかしこれでは越後製菓の切り餅に品質が劣るため、どのように改良するかが個人的に楽しみです。

でも、サトウ側は上告する方針のようですね〜。

<参考サイト:yahooニュース>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000088-jij-soci
posted by うっちー at 19:05| Comment(0) | 判例:特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月21日

前足着地(フォアフィット)ランニングについて

先日から、フォアフィットでランニングしたほうがひざや腰に負担が掛かり難いということではじめてました。

しかし慣れないと、つま先走りになりがちで、ふくらはぎが張りますね(汗)。そのため、張り切りすぎると筋肉痛が激しいです><。

さらに、足首に荷重がかかり易くなるため、痛める可能性もあります。したがって、ランニング前には十分に足首を動かしておくことをお奨めします。
posted by うっちー at 07:40| Comment(0) | 趣味:スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

釣りゲームの魚の引き寄せ画面の翻案について(グリー社 vs DeNA社)

グリー社が釣りゲームの著作権侵害ととしてDeNA社に東京地裁に提訴した裁判の判決のうち、翻案権の侵害が問われた”魚の引き寄せ画面”についての内容を整理してみました。

ちなみに、「翻案」とは、既存の著作物の本質的な特徴を依拠(よりどころと)し、表現を変えて新たな著作物を創作する行為のことを意味し、この行為ができるのは原則著作者のみです。

原告(グリー社)は、下記の点が原告作品「釣り★スタ」における魚の引き寄せ画面の本質的な特徴であると主張しました。

〇視点・・・水中の真横から見たイメージ
〇描写・・・三重の同心円(魚をターゲティングするもの)、魚は単なる黒い魚影
〇背景・・・水中は薄暗い青系統色で、水底と岩陰しかない
〇動き・・・魚影が水中を動き回り、魚影が同心円の一定位置に来たときが引き寄せ易いことを暗示

一方、被告(DeNA社)は、上記の点はありふれたものであると共に、被告作品「釣りゲータウン2」には相違点があると反論しました。

そこで裁判では、それぞれ以下のように判断し、翻案権侵害が認められるとしました。。

1)被告作品の利用者は、原告作品の魚の引き寄せ画面の表現上の本質的な特徴を直接感得することができる。

2)被告が原告作品の内容を知っていたとなると、原告作品の魚の引き寄せ画面に依拠して被告作品を作成したため、被告が引き寄せ画面を翻案した。

3)原告作品が販売される前には、上記の点を有する作品が一つも存在しなかった。

4)魚の引き寄せ画面においては多数の選択の幅があるにもかかわらず具体的な表現を採用したとなると、共通する上記の点が単なるアイディアにすぎないとはいえない。

5)原告作品と被告作品の相違点は、@短時間の特定の場面にすぎない、A表現上のささいな違いに留まる、Bゲーム製作者であれば比較的容易に思いつく、というレベル。

なお、DeNA社は控訴したため、まだしばらく続きそうですね。

<参考:判決文>
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20120314102239.pdf
posted by うっちー at 13:12| Comment(0) | 判例:その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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