特に商品を包装する箱や容器等(以下、単に「パッケージ」という。)は、
商品そのもの以上に需要者の購買意欲をかきたてる重要なポイントであるため、
”モノづくり”の一環として非常に重要な部分だと考えられます。
例えば、パッケージを開発するにあたり、以下のことを各担当者が知恵を
出し合ってコンセプトメイキングする必要があると思われます。
@材料設計 主担当:研究開部門担当者
材料として適しているか否か、またはコストが嵩まない素材か否などを検討する
A形態設計 主担当:設計担当者
ユーザーが持ちやすいかどうか(人間工学)、または廃棄しやすいかどうかなどを
鑑みて成型できるか否かを検討する
B意匠設計 主担当者:デザイナー
(@やAの内容を蔑ろにせず)コンシューマー(消費者)の購買意欲を引き立てる
デザイン(形状、模様など)か否かを検討する
C市場動向調査 主担当:マーケッター
デザインしたものがコンシューマーに受け入れられるか否かをモニタリングしたり、
他社の商品パッケージと似ていないかどうか他者の権利を侵害していないかどうか)を調査する。
D製造 主担当:生産技術担当者
@〜Bの無理な要求にもめげず(笑)、工程や増やさず、高い歩留まり率を維持して
より低いコストで製造できるようにする
これだけの担当者が絡むため(実際はもっと沢山の方々が登場すると思います)、
しっかりしたマネジメントのもとでパッケージ開発することが条件かもしれませんね。
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