2012年05月15日

模倣対策マニュアルについて

特許庁は5月10日に「模倣対策マニュアル」などをの更新情報を発表しました。2012年3月版では中国、韓国、台湾などの模倣対策マニュアルがリニューアルされたようです。

中国に模倣対策マニュアをザッと拝見しましたが、内容は充実していると思います。

例えば、中国への輸出に備えた権利取得(特許など)については、出願〜登録までのフローチャートがあり見やすいです。一方、中国国内に存在する商標権などの侵害を回避する事前調査についても記載されています。また中国企業と技術提携して生産委託する場合の注意事項や、中国企業と合弁会社を設立した場合の技術情報の漏洩対策なども一見の価値ありです。それぞれについて仮想事例が記載されています。その他実務上の留意点もが細かく参考になります。

<参考サイト:模倣対策マニュアル、知的財産権侵害判例・事例集、調査報告書>
http://www.jpo.go.jp/torikumi/mohouhin/mohouhin2/manual/manual.htm
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2012年03月18日

特許関連ビジネスが拡大傾向!?

「「稼ぐ特許」世界で関連ビジネス急拡大」という見出しで、本日の日経新聞Web刊で取り上げられていました。

2010年8月に設立された日本初の知的財産ファンド「LSIP(エルシップ)」は、約1年半で100件以上の特許を収集し、製薬ベンチャー企業などへランセンスを提供することで収益を上げているようです。ここでは主に、がん、アルツハイマーなどライフサイエンス4分野が対象。ビジネスモデルは、点在している特許やアイディアを集約し、事業化するというもの。

海外はその一歩先を行っています。米国の知財ファンドのインテレクチュアル・ベンチャーズ(IV)は、保有する特許数が3万5000件以上。シカゴ・オプション取引所は世界初の「知的財産国際取引所」を12年中に立ち上げる計画。

IT業界でも熾烈なバトルが繰り広げられていますね。今月には、米ヤフーが米フェイスブックに対して特許権侵害で提訴。特許戦略でフェイスブックに一矢報いたいというヤフーの思惑は、現地ではあまり受け入れられていないようですが。。。

無形資産を矛や盾にするために、これを如何に”カタチ”にして蓄財していくか?ということが近年のテーマであり、特許戦略はあくまでもその一手段に過ぎないと思います。
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2011年03月17日

【仕事】弁理士の姿勢

昨今、弁理士の姿勢も変わりつつあります。


お客さんに積極的に接し、技術やビジネスモデルを傾聴するスキルが求められていると思います。


まだ世の中にオープンにしていない思想やアイディアをどのように財産に変えていくか?


この相談役として、弁理士は適任だと思います。


東日本大震災を切っ掛けに円高も進み、復興の兆しを見せていた日本経済がまたしても傾きつつある中で、一人一人ができることを考え、少しづつみんなで任務を背負っていくことが大切になってくるのではないかと考えています。


海外からも大和魂を称賛され、世界一の技術力を持つ日本。その国の弁理士として、今は誇りを持っています。

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2011年02月24日

仕事の効率を考える(2)

前回は仕事の効率を上げるために必要な項目を3つあげました。


http://yu-individual.seesaa.net/article/185140916.html


そこで今回は、「(1)計画を立てて仕事の優劣(重み付け)をつける」について具体的に考えてみたいと思います。


まず仕事の優劣をつけるには、その仕事の「期限」と「取り組みやすさ」を考える必要があると思います。


「期限」には、クライアントの事情(商品リリースのタイミングや競合他社への牽制など)や自社の都合(売上目標や活動計画など)によって定められる期限のみならず、法律等で定められる期限も含まれます。


「取り組みやすさ」は、難解なミッションで考える時間が必要なもの、または単純な作業でルーチン化できるものが該当します。


特許業務の場合、クライアントの要望に答えるための仕事(例えば、権利網を構築するための特許出願、または製品が他社の特許に抵触していないか否かの調査や鑑定)は、期限が短い半面、ちゃんと方針を立ててこの要望に答えなければならないため、必然的に優先順位は高くなります。


一方、将来的にクライアントの利益になり得る仕事(例えば、発明の発掘支援、特許調査のレクチャー、または特許業務全般のコンサルティング)のみならず、自社内での推進業務(例えば、特許戦略提案の企画・立案、または人材教育体制の確立)は、期限にそれなりの猶予を設けて、じっくり考える必要があると思います。このため、優先順位を下げてでもある程度時間を掛けて取り組んだほうがよさそうです。ちゃっちゃかやって終わるような仕事ではないはずです。


また、法的で定められた期限を有する仕事(例えば、特許庁に対する拒絶理由対応手続、または登録料の納付手続)は、単純な作業でルーチン化できるものの、機会損失するとリカバリーができないため、優先順位を高めに設定すべきです。


一方、法的で定められた期限がなく、かつルーチン化できる仕事(例えば、権利移転登録の申請手続や代理権の申請手続)は、クライアントの事情及び自社の都合さえよければ、優先順位を低くしてもかまわないと思います。


このように、それぞれの仕事の「期限」と「取り組みやすさ」を考えて優劣をつけると、無駄のない業務計画を立てることができると思います。

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2011年02月13日

【仕事】1つの技術を極める


今月の経済界に、岡野工業代表社員の岡野さんの談話が載っています。


経済界 2011年 2/22号 [雑誌]


岡野さんについては、「次世代の発明家へのメッセージシンポジウム(主催:発明協会)」の感想をブログでも書きましたが、生粋の職人であると共に、ビジネスマンとしても世界中の企業から注目されている、日本を代表する技術者の一人だと思います。


「次世代の発明家へのメッセージシンポジウム」に行きました(1)
http://yu-individual.seesaa.net/article/174102998.html


岡野工業は金属の「深絞り加工技術」の極め、他社では製造不可能だったプリウスのバッテリーケースや”痛くない”注射針「ナノパス33」等を手掛けた町工場です。


1つの技術だけを徹底的に磨き上げてたからこそなせた偉業。


誰もできないこと、やりたがらないことに取り組み、それを成し遂げればブランド力がつく。そのためには自分で考えて行動し、”可能性”を見出すこと、つまり、できることとできないことを自らの経験に基づいて判断するのが大事ということです。


岡野さんの場合、6割できると思ったらやり、あとの4割は未知の世界らしいです。しかしこの6割には、日々積み重ねた経験値(暗黙知)からはじき出される可能性が含まれているため、隠れた自信さえ伺えます。というか、7割以上できると可能性の仕事であれば、そもそも依頼はこないのかもしれません(笑)。


余談ですが、現在の大手企業では、リーダーシップやマネジメントを若い社員に行わせる風潮が強いように思えます。それは、バブル全盛期から積み上げられた負の遺産処理を命じるかのようにも見えます。


特に製造業にとってリーダーシップを発揮する存在は非常に貴重であり、ビックプロジェクトを割り当てることも多々あります。また当事者は、責任重大なミッションを任されたと自負して一生懸命取り組みます。しかしそのような仕事ばかりだと、技術力が養われないばかりでなく、後の人材育成もままならないのでは?と思ってしまいます。


町工場と大手企業とでは仕事の仕方が異なるため同じ尺度で考えてはいけないかもしれませんが、若い人たちのマネジメント力と技術力の融合が、数年後の日本を支えるのではないかと考えています。そのため、1つの技術を極めるという精神は一人一人が持っていてほしいと、個人的には思います。




posted by うっちー at 23:46| Comment(0) | 知財:全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月09日

仕事の効率を考える(1)

多くの仕事をさばくには、


(1)計画を立てて仕事の優劣(重み付け)をつける


(2)仕事の妨げとなる要因(ムダ)を排除する


(3)一つ一つの仕事を行うスピードを上げる


という3つのことを真っ先に思い付きます。


(1)をなぜ一番初めに思いついたかというと、


3つの中で最も手間をかけずにに行うことができるだからです。


仕事が多すぎる〜!とか、仕事が複雑すぎる〜><とかいう感覚に陥る原因の一つは、


仕事の全体像を把握していないことばかりでなく、個々の仕事の手順が曖昧なまま取り組んでいることが考えられます。


霧の中をがむしゃらに走っても、距離と方向がわからなければ決してゴールにはたどり着けません。たどり着いたとしても、多大な時間と労力を費やしているはずです。


またこのことは仕事に限らず、勉強や趣味にも当てはまります。


時間がないから勉強できないよ〜とか、趣味する時間ほしいな。。。と諦めてしまうのは非常にもったいないです!


まとまった勉強時間を確保できないとしても、勉強の全体像を把握した上で、例えば隙間時間を効率よく利用して継続的に取り組めば、大きな成長につながります。


時間も能力も有限であることを自覚することが、まずは最も大切です^^。
posted by うっちー at 23:58| Comment(0) | 知財:全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

「世界一、イノベーションが進む国、日本」にするためには?

日経新聞で投稿の募集がありました(1月3日〆切)。



「世界一、教育の質が高い国、日本へ 第20回(12月27日)」



http://www.nikkei.com/news/topic/



募集内容を簡単に説明すると、



「今の日本で明治維新の時のような



革命的な変化を起こすには



どんな手段が考えられるのか?」



というもの。



考えた末に、下記のような投稿をしました。



↓↓以下、投稿内容↓↓



「@ユーザー側のニーズや企業側のシーズを蓄積し、



A技術者らがこれらを認識して研究開発し、



Bその成果を正当に評価し、かつ継続的に保護できる



仕組みが不可欠です。



@とAを実現するには、アクセス制限をかけて



技術分野毎のデータベースを構築して



これにニーズ等を保存し、これらを技術者らが閲覧できる



システムを構築することが必要です。



さらにBを実現するには、技術者が発明等を創出する度に、



この技術者と正式に契約しなければ、



企業はこの発明を実施できない法的な規定を設けるべきです。



またこの企業が特許権等を取得する場合には、



技術者と権利を共有することを条件にすれば、



技術者も再実施権等について自己主張できる



権利を得られるため、新たな技術創作への



モチベーションアップにつながると考えます。



これにより、技術のアイディアが累積し、



かつ技術者のレベルも成熟するため、



世界をリードする技術立国になれると



確信しています。」




掲載されるかことは期待しませんが、



このような考えをもった者もいるんだな〜って



ことだけでも伝われば嬉しいです^^。
posted by うっちー at 00:13| Comment(0) | 知財:全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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